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UMLユースケース図 - UMLモデリングツール

> ソフトウェア開発 UML 知識 > UMLユースケース図 - UMLモデリングツール
edraw編集者
編集者: Edraw | 2022/05/19

Edraw UMLモデリングツールで、内蔵のUMLユースケース図記号とユースケース図サンプルと例を使って、プロで素敵なユースケース図を簡単に作成できます。

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Part 1: UMLユースケース図とは

UMLユースケース図とは、システム外部、顧客、利用者(アクター)などがシステムを使用してプロセスを完了するときに発生する一連のイベントの図式表現で、システムに対する要件を特定するためによく使用されます。ユースケース図により、システムがどんな機能を提供するのか、とは一見して明らかにするようになります。
UMLにおいて、ユースケース図は現実のオブジェクトとシステムをモデル化する際の標準的な表記として使われます。ユースケースは、システム分析で使うシステム要件を特定、定義、整理するために使うアーティファクトです。ここでは、「システム」とは、開発されたもの、オペレーションを実行するものを指します。システムの例には、ERPシステムやPOSなどがあります。
UMLユースケース図は、開発している新しいソフトウェアシステムのシステム要件をモデル化する手法です。図は設計で想定されている表示と応答をエンドユーザーの視点から見て表します。ユースケース図は、外部から見た時のシステムの動作を視覚化することで、エンドユーザーの視点から見たシステムの動作を伝える際に効果的な技法と言えます。



Part 2: UMLユースケース図の目的と利点

UMLにおけるユースケース図の目的は、エンドユーザー向けにさまざまなインタラクション(やり取り)の方法を図で表すことです。ユースケース図はシステムの機能的な要件を図に表す際に役立ちます。 これらの要件は後に設計上の選択と開発資源に伝えられます。
インタラクションモデルに加えて、ユースケース図もシステムのワークフローに影響する内部/外部要因を特定する際にも役立ちます。このように、ユースケース図により、機能の詳細に悩まされることなく、外部から上位レベルの設計の分析ができるようになります。

UMLユースケース図は、さまざまな目的で使われます。以下にその例を挙げます。

Example

• ユースケース図は、エンドユーザーのインタラクションのゴール(目標)と方法を表します。図は、どのようにユーザーがシステムの応答を引き起こすのか、また想定されている応答とはどのようなものかを表します。

• ユースケース図は、コンテキストを指定し、システムの機能的な要件を定義し、整理する際に使います。

• ユースケース図は、ユースケースにおける基本的なイベントのフローを表します。

• ユースケースは、要件の収集と文書化においても便利です。

• 分析の段階で、これらの図はシステムの内外的な要因をはっきりと特定することで、システムの外的な様相を表します。



Part 3:ユースケース図の構成要素

3.1 アクタ

アクタ

アクタは、システムとやり取りする外部ユーザーです。アクタは、分析するアプリケーションとやり取りする、人、組織、外部システムを指します。

アクタを特定する際の一般的なガイドラインを以下に示します。

Guideline

• アクタは、その意味を表していて、関連する名前にする。また、一般的な名前を使用し、変更や表示をなるべくシンプルにしておく。

• システムにおける重要な役割がすぐにわかるようにしておけるよう、図の左側に主要なアクタを置く。

• ユースケースでは、外部システムもアクタになる。

• アクタは、ほかのアクタとやり取りしない点に注意することが重要。

• システムでアクタの互いのやり取りが必要な場合は、別のユースケース図を考慮して、そのやり取りを表すこともできる。

• また、アクタ継承も使用することができる。

3.2 ユースケース

アクタ

ユースケースは、アクションを表すので、名前は動詞で始まります。 ユースケースの一般的なガイドラインを以下に示します。

Guideline

• ユースケースには、論理的でアクションを表す名前にする。

• ユースケースは、図を読む際に配慮して論理的な順序で配列する。

• アクタのように、ユースケースでは継承も使用するが、ユースケースの継承は、わかりやすいように親のユースケースの下に置く必要がある。

3.3 関係性

アクタ

UMLユースケース図には、5つの関係性(リレーションシップ)があります。

Guideline

1. 関係性は、アクタとユースケースのアソシエーション(関連)を表す。

2. UMLユースケース図は、アクタの汎化を表す。

3. 2つのユースケースで拡張する(extend)。

4. 2つのユースケースを含む(include)。

5. ユースケースの汎化も表す。

3.4 システム/パッケージ

システム

システムやパッケージは、異なる要素をグループ化するUMLのアーティファクトです。 図の中で、これらのグループはファイルフォルダとして表されますが、必要に応じて予備的に使用するのが良いでしょう。

アクター、ユースケース、パッケージ、オブジェクトなどユースケース図を書くには必要とされるUMLユースケース図記号が組み込まれています。ベクター形式なので、ご要望によって、サイズ調節、塗りつぶし変更、テキスト追加など編集することができます。

UMLユースケース図記号

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Part 4: ユースケース図の作成におけるヒント

有意義なユースケース図を作成する際段階的なシーケンスを以下に説明します。

➤ アクタの特定

アクタは、システムとやり取りする外的なエンティティ(実体)です。アクタは人、別のシステムや組織です。常に、一般的なアクタの名前を使用してください。そうすることにより、アクタを分類する際に継承も使うことができますが、アクタは互いにやり取りを行うことはありません。

➤ ユースケースの特定

ユースケースを特定する優れた手法は、システムからアクタは何を求められるかを分析することです。 そのため、システムによって実行されるすべての役割をユースケースで表します。システムの複雑さによりますが、ユースケースを上位レベルから拡張することができます。
この手順を踏むと、ユースケース図の基本的な構造の準備が整います。 次に、パッケージと関係性を使って、図をさらに良くすることができます。

➤ <<include>>を使う

システム内で再利用される基本的な機能を特定します。皆さんのシステムに2つまたは複数のユースケースがあり、基本的な機能を共有している場合は、共通の機能を別のユースケースとしてモデル化し、複数の場所に含んでおくことができます。こうしておくことで、システムの整合性の維持に役立ちます。

➤ アクタとユースケースを汎化する

システム内で再利用される基本的な機能を特定します。皆さんのシステムに2つまたは複数のユースケースがあり、基本的な機能を共有している場合は、共通の機能を別のユースケースとしてモデル化し、複数の場所に含んでおくことができます。こうしておくことで、システムの整合性の維持に役立ちます。

➤ オプションとしての機能

関係性を拡張して、オプションとしての機能を表すことができます。



Part 5: 誰がUMLユースケース図を必要として使うのか

1. ソフトウェア開発者:統一モデル言語(UML)の表記を使って、ソフトウェアアプリケーションを表します。

2. ソフトウェア開発者:ソフトウェアアプリケーションの関係性と繋がりを図に表し、伝えます。

3. プログラムマネージャ:プレゼンテーションや仕様文書で上位レベルの静的なソフトウェア構造を表します。



Part 6: UML作成ツールでUMLユースケース図を作成する手順

どうしたらUMLユースケース図を簡単に作成できるでしょうか。 EdrawMaxを使えば、UMLユースケース図を数分で作成することができます。Edrawをインストールしていれば、 UMLユースケース図のテンプレートを使えば、より具体的なUMLユースケース図を作成することができます。

手順1:EdrawMaxデスクトップソフトウェアまたはEdrawMax Webベースアプリケーションを開きます。

手順2:EdrawMax で、[新規作成] > [ソフトウェア開発] > [UMLモデリング]の順にクリックします。

UMLユースケース図EdrawMax新規

手順3:UMLユースケース図を1つ選択して編集するか、[+]記号をクリックして下書きから開始します。また、左側のメニューから豊富なUMLユースケース図の記号と要素をライブラリから選んで、皆さんそれぞれのUMLユースケース図をカスタマイズすることもできます。

UMLユースケース図編集

手順4:作成が完了したら、画像、PDF、編集可能なMS Officeファイル、SVGやVisio vsdxファイルなど、さまざまなフォーマットでファイルをエクスポートすることができます。

UMLユースケース図エクスポート

手順5:また、ソーシャルメディアやWebページを利用して、皆さんのUMLユースケース図を他者と共有することができます。EdrawMax のテンプレートギャラリー上にUMLユースケース図を掲載して発表することもできます。

UMLユースケース図シェア



Part 7: ユースケース図の例とヒント

7.1 ユースケース図の活用実例

ここでは、Edraw Maxで作成したUML ユースケース図の3つの例を説明します。

図1:オンラインショッピングシステムのユースケース図

これは、オンラインショッピングシステムがどのようにユースケース図で使われているのかを表している例です。

オンラインショッピングシステムのユースケース図

上図:EdrawMaxで作成したユースケース図

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図2:生徒管理システムのユースケース図

これは、生徒管理システムがどのようにユースケース図で使われているのかを表している例です。

生徒管理システムのユースケース図

上図:EdrawMaxで作成したユースケース図

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図3:Webサイトのユースケース図

これは、生徒管理システムがどのようにユースケース図で使われているのかを表している例です。

生徒管理システムのユースケース図

上図:EdrawMaxで作成したユースケース図

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7.2 ユースケース図の作図ヒント

EdrawMaxを使用して究極のユースケース図を作るためのヒント

Hint

• ユースケース図はできる限りシンプルにしてください。上位レベルの図であるため、詳細を盛り込まないようにします。

• 図では、ユースケースのやり取りすべてを表すようにします。

• ユーザーの目標をより詳細に表す際は、シーケンス図とユースケース図を併せて使うことができます。



Part 8: ユースケース図作成ツールーEdrawMax

もっとも単刀直入な図が一番効果的な時もあります。ユースケース図 は、アクションとシステム間のやり取りをシンプルに表していることを意図しています。システムを高レベルで大まかに表したものが必要な場面では、ユースケース図がもっとも適しています。
多機能のUMLモデリングツールとして、Edrawはユースケー図も作成できます。ソフトに内蔵のプロなユースケース図記号、及びあらかじめデザインされたUMLユースケース図のサンプルと事例を使って、初心者でもプロ並みのユースケース図をラクラクと作り上げることは可能です。さらに、このUML図作成ツールにおける自動接続、自動配置、クイック書式設定などスマートな製図機能を利用して、あっという間に素敵なユースケース図を作成するようになります。



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